お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第五回:簿記の基礎知識(後編)

当面は、免疫力を高めて体調悪い日を減らす以外に手立てないですよね。

こんばんは、「コロナ対策≒風邪ひくな!」だと思ってきたsantia5です。

元気があれば何でもできる、働き方改革だってできる!(はず)。頑張ろう。

さて今回はお勉強回の第五回目、【簿記の基礎知識】の後編でございます。

簿記においての一年の流れと、財務諸表と5要素の関連を学びます。

 

 

⑥会計期間とは・・・

 財務諸表を作成する対象となる期間のこと(通常は一年)。

 会計期間の開始日を「期首」、終了日を「期末」または「決算日」、期首から期末

 までの期間を「期中」といいます。

 現在の期間を「当期」といい、1つ前を「前期」・1つ後を「次期」といいます。

 この期間がいつからいつを指すのかですが、

 個人商店の場合は暦にしたがって1月1日~12月31日となります。

 会社については任意に設定することができるので、

 4月1日~3月31日の場合や10月1日~9月30日の場合があります。

 

⑦簿記の5要素と貸借対照表損益計算書の表記

 貸借対照表損益計算書は簿記の5要素(資産・負債・資本・収益・費用)によって

 構成されます。

 これら5要素の記載位置は、次回以降の仕訳を理解する際に非常に重要です。

 ⑦-1、貸借対照表と簿記の5要素

     貸借対照表とは期末(会計期間最終日)時点における財務状態を明らかにする

     書類で、資産・負債・資本(純資産)残高を記載するものです。

     貸借対照表は表を左右2列に分け、左側に資産を、右側に負債と資本(純資

     産)を記載します。

     ※資産:現金・売掛金・貸付金・土地・建物

     ※負債:買掛金・借入金

     ※資本:資本金・利益準備金・繰越利益余剰金

 ⑦-2、損益計算書と簿記の5要素。

     損益計算書とは一会計期間における経営成績を明らかにする書類で、当該期間

     に発生した収益と費用を記載し、その差額により儲けや損失を計算します。

     なお、儲けのことは当期純利益、損失の事は当期純損益といいます。

     損益計算書は表を左右2列に分け、左側に費用を、右側に収益を記載し、その

     差額で当期純利益(または当期純損益)を計算します。

     ※収益:売上・受取利息・受取手数料

     ※費用:仕入・給料・水光費・広宣費・支払利息・支払手数料・保険料

 

 

ということで、本日はここまで。

基礎知識がしっかり定着しないと、先の理解がどんどん遅くなりますよね。

さて、しっかり復習しなきゃ。

 

次回からは仕訳と総勘定元帳への転記について学んでいきます。

ご一読を頂いた皆様、お時間を頂きありがとうございました。

ご縁がありましたら、またどうぞお越しくださいませ。