お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第118回:決算手続(2-3前編)

税理士資格取得にむけた、簿記3級のお勉強記録。

 

118回目の本日は【決算手続】の3回目。

今回は財務諸表の作成のうち、損益計算書の作成について学びます。

 

①財務諸表の作成

 一会計期間が終わったら、財務諸表(損益計算書貸借対照表)を作成します。

 損益計算書は、一会計期間の収益と費用から当期純利益(または当期純損失)を計算

 した表で、企業の経営成績を明らかにするために作成されます。

 また貸借対照表は、決算日における資産・負債・資本(純資産)をまとめた表で、企

 業の財政状態を明らかにするために作成されます。

※合計残高試算表

               合計残高試算表                 .

    借方残高    |    勘定 科目    |    貸方残高    .

          15000|     現 金     |            .

          12000|     売掛金     |            .

           140|    前払保険料    |            .

           300|    繰越 商品    |            .

          30000|     備 品     |            .

            |     買掛金     |            9700.

            |   未払法 人税等   |            2640.

            |    貸倒引当金    |           240.

            |  備品減価償却累計額  |          18900.

            |     資本金     |          20000.

            |   繰越利益剰余金   |          2000.

            |     売 上     |          42000.

            |    受取手数料    |           600.

          20200|     仕 入     |            .

          10000|     給 料     |            .

           260|     保険料     |            .

            5400|    減価償却費    |            .

             40|   貸倒引当金繰入   |            .

           100|     雑 損     |            .

            2640|    法人 税等    |            .

             96080|             |             96080.

損益計算書の作成例

 (1)決算整理後の仕入(費用)は売上原価を表します。損益計算書では「仕入」で

    はなく「売上原価」で表示します。

 (2)「売上」は「売上高」で表示します。

 (3)収益>費用ならば、当期純利益となり借方に表示します。

    収益<費用ならば、当期純損失となり貸方に表示します。

    当期純利益の場合は、赤字で表示します。

               損 益 計 算 書

   費 用   |   金 額   |   収 益   |   金 額   .

  売上 原価  |       20200|   売 上   |       42000.

   給 料   |       10000|  受取手数料  |        600.

   保険料   |        260|   仕 入   |         .

  減価償却費  |         5400|         |         .

 貸倒引当金繰入 |          40|         |         .

   雑 損   |        100|         |         .

  法人 税等  |         2640|         |         .

  当期純利益  |            3960|         |         .

         |       42600|         |       42600.

 

 

という事で、本日はここまで。

次回は貸借対照表の作成について学びます。

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がございましたら、どうぞまたお越し下さいませ。