お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第123回:ICカードの処理

税理士資格取得に向けた、簿記3級のお勉強記録。

 

123回目の本日は【ICカードの処理】について学びます。

 

①ICカードの処理

 電車代やバス代などを支払ったときは、旅費交通費(費用)で処理をします。

 ICカードを用いて電車やバスを利用する場合はICカードにチャージしたときに、

 入金した金額を旅費交通費で処理するか、仮払金(資産)で処理をします。

 入金時に旅費交通費(費用)で処理した場合には、電車やバスに乗ったときは「仕訳

 なし」となります。

 一方、入金時に仮払金(資産)で処理した場合には、電車やバスに乗ったときに、利

 用した金額を仮払金(資産)から旅費交通費に振り替えます。

 例1)営業活動で利用する電車・バスの料金支払用ICカードに、現金1,000円を入金

    し領収書の発行を受けた。なお、入金時の全額費用計上とする。

    仕訳 : (旅費交通費)1000 (現金)1000

 例2)営業活動で利用する電車・バスの料金支払用ICカードに、現金1,000円を入金

    し領収書の発行を受けた。なお、いったん仮払金で処理し、使用時の全額費用

    計上とする。

    仕訳1 : (仮払金)1000 (現金)1000

    仕訳2 : (旅費交通費)1000 (仮払金)1000

 

 

ということで、本日はここまで。

次回は「証ひょうからの記帳」について学びます。

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がありましたら、どうぞまたお越し下さいませ。