お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第124回:証ひょうからの記帳(1)

税理士資格取得にむけた、簿記3級のお勉強記録。

 

124回目の本日から数回に渡り【証ひょうからの記帳】について学びます。

今回は、商品の仕入における証ひょうからの記帳を学びます。

 

①証ひょうとは

 取引は、取引の事実を表す書類にもとづいて帳簿に記録しなければなりません。この

 取引の事実を表す書類を、証ひょうといいます。

 証ひょうには、納品書・請求書・領収書(控え)などの書類のほか、相手方に渡した

 小切手や手形の控え、通帳・振込依頼書などがあります。

②証ひょうからの記帳

 以下、いくつかの具体的な証ひょうを用いて、証ひょうから仕訳を作ってみます。

 例1)商品の仕入

    商品を仕入れ、商品とともに以下の請求書を受け取り、代金は後日支払う。

                 請求書

    ○○社御中                  ○○社 

    |   品 物   | 数量 | 単価 | 金額 |

    | コーヒーカップ | 20 |  300 |①6000 |

    |  マグカップ  | 20 |  200 |①4000 |

                   | 消費税|②1000 |

                   | 合計 |③11000  |

    ①商品10,000円(6,000円+4,000円)を仕入れている→仕入(費用)を計上

    ②商品の仕入でかかった消費税→仮払消費税(資産)で処理

    ③商品を仕入れた際の代金後払→買掛金(負債)で処理

    仕訳 : (仕入)    10000 | (買掛金)11000

         (仮払消費税)1000 |

 

 

という事で、本日はここまで。

次回も「証ひょうからの記帳」について、具体例より学んでまいります。

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がありましたら、どうぞまたお越しくださいませ。