お勉強の回 ~税理士へのいばら道 第四回:簿記の基礎知識(中編)~

僕のいる街は、緊急事態宣言まだまだ延長中。

こんばんは、息子と過ごす時間が増えて嬉しいsantia5です。

会社都合での出勤停止がシフトに入るので出勤扱いの日で息子と遊べて、

つまりは実質労働時間で考ると時給も上昇中ってイイことづくめな気もします。

言い方変えると、そもそもの働き方が前近代的だってことですが・・・。

 

さて、今回はお勉強会の第四回でございます。

今回は前回の続きで、【簿記の基礎知識】の中編でございます。 

復習を兼ね基礎知識を固めつつ、少し細かい内容に踏み込んできた印象。

しっかり学んでいきます。

 

 

⑤簿記の5要素とは・・・より

 ⑤-1、資産とは・・・

    現金や建物・土地など、一般的に財産と呼ばれるもの。

    貸付金(お金を貸した際の、後で返してもらえる権利)も資産に分類される。

    ◎主な資産の勘定科目

     ・現金:紙幣や硬貨など

     ・売掛金:代金後払いで商品を販売した際の、後で代金を受け取る権利

     ・商品:販売目的で所有する物品・売り物(サービス)

     ・貸付金:他人にお金を貸した際の、あとで返してもらえる権利

     ・建物:店舗や倉庫など

     ・土地:店舗や倉庫などの敷地、駐車場など

 ⑤-2、負債とは・・・

    将来、お金を支払わなければならない義務のこと。

    ◎主な夫妻の勘定科目

     ・買掛金:代金後払いで商品(サービス)を購入した際の、あとで代金を支

      払わなければならない義務

     ・借入金:銀行などからお金を借りた時の、あとで返さなければならない義

      務。

 ⑤-3、資本(純資産)とは・・・

    事業の元手となる金額のこと。株式会社においては以下の2つで構成される。

    ①株主から払い込まれた金額(出資金)

    ②事業によって儲けた金額(利益?)

    また純資産とは、資産合計から負債合計を差し引いた金額のことである。

    ※厳密には純資産とは資本を含む広範囲のものだが、3級で学習する純資産の

     内容は資本のみとなっている。

    ◎主な資本の勘定科目

     ・資本金:出資額。株式会社では株主から払い込まれた金額。

     ・利益準備金:会社の利益から生じたもののうち、会社法で積立が強制され

      ている金額。

     ・繰越利益余剰金:会社の利益から生じたもののうち、配当・処分が決定し

      ていない金額。

 ⑤-4、収益とは・・・

    商品(サービス)の販売による利益や、銀行預金によって受け取る利息など、

    外部から受け取った収入で資本(純資産)を増やす要因となるもの。

    ◎収益の勘定科目

    ・売上:商品(サービス)の販売によって得た収入

    ・受取利息:預金利息や貸付け金の利子

    ・受取手数料:取引を仲介することによって得た仲介手数料など

 ⑤-5、費用とは・・・

    材となる商品の購入にかかった代金や広告費など、収益を得るためにかかった

    費用で資本(純資産)を減らす要因となるもの。

    ◎費用の勘定科目

    ・仕入:物・サービスを販売する為の商品の購入にかかった支出

    ・給料:従業員に支払う給料や手当

    ・水道光熱費:店舗でかかる電気・ガス・水道代

    ・広告宣伝費:チラシ代などの広告宣伝にかかった費用

    ・支払利息:銀行などからの借入金に対して支払った利子

    ・支払手数料:取引を仲介してもらったことによる仲介手数料

    ・保険金:建物に付した火災保険料など・・・

 

 

ということで、今日はここまで。

次回は【簿記の基礎】の後編。

一年の流れをおさらいし、財務諸表と5要素の関連を学んでいきます。

 

ご一読を頂いた皆様、お時間を頂き有り難うございました。

ご縁がありましたら、またどうぞお越しくださいませ。