お勉強の回 ~税理士へのいばら道 第十回:商品売買と仕訳を学ぶ(後編②-1)~
こんばんは、santia5です。
今回はお勉強会の10回目【商品売買と仕訳(後編②-1)】で、諸掛りがテーマです。
⑥諸掛りとは・・・
商品を取引先に発送する際にかかる運賃などの費用を「諸掛り」と言い、
商品を仕入れる際にかかる費用を仕入諸掛り、商品を売り上げる際にかかる費用を売
上諸掛かりといいます。
また仕入諸掛り・売上諸掛りはそれぞれ当社(自分)が負担する場合と取引先(相
手)が負担する場合があり、どちらが負担するかによって勘定科目が異なるので注意
が必要ですね。
⑥-1:当社負担の仕入諸掛り
商品を仕入れた時に当社が負担すべき諸掛りを支払った場合は、仕入(費用)
の金額に含めて処理をします。
例)A社はB社から商品Bを1000円で仕入れ、代金は掛けとした。
なお、引取運賃100円は現金で支払った。
借方 貸方 .
〇/〇 (仕入) 1100 | 〇/〇 (買掛金) 1000
| 〇/〇 (現金) 100
⑥-2:当社負担の売上諸掛り
商品を売り上げた時に当社が負担すべき諸掛りを支払った場合は、発送費(費
用)として処理をします。
例)A社はC社へ商品1500円を売り上げ、代金は掛けとした。
なお、発送運賃200円は現金で支払った。
借方 貸方 .
〇/〇 (売掛金) 1500 | 〇/〇 (売上) 1500
〇/〇 (発送費) 200 | 〇/〇 (現金) 200
ということで、今回はここまででございます。
次回は後編②-2として、取引先負担の諸掛りについて学んでいきたいと思います。
ご一読を頂きました皆様、有り難うございました。
ご縁がありましたら、またどうぞお越しくださいませ。