お勉強の回 ~税理士へのいばら道 第十三回:現金過不足を学ぶ(前編)~
今年の夏はビニールプールを買おうかなぁ・・・
こんばんは、2歳の息子ときゃっきゃしたいsantia5です。
あ、お嫁さんと二人でプールに行ったことがありません。
ビーチも1回だけ(上にTシャツ着用)。欲求不満。
さて今回は、お勉強回の13回目【現金過不足(前編)】でございます。
現場の会計業務なら「レジの自動化」で解決なのでしょうか・・・
ところで、万引き被害にあった時の仕訳ってどうなるんでしょう???
①現金化不足とは・・・・
日々の現金収支を記録しているなかで、帳簿に記録してある現金の残高(帳簿残高)
と実際の現金の金額(実際在高)に不一致が発生することがあります。
この帳簿残高と実際在高との不一致を「現金化不足」といいます。
②現金化不足が生じたら・・・
現金の帳簿残高と実際在高に不一致が生じたときは、現金の帳簿残高が実際在高と同
じ金額になるように帳簿上の現金(資産)を調整します。
この調整(不一致額の計上)の際に使用する相手科目(勘定科目)は「現金過不足」
という勘定科目で処理します。
この「現金過不足」は不一致の金額を一時的に処理する為の科目な為、資産・負債・
資本・収益・費用(簿記の5要素)のいずれにも該当しません。
(1)帳簿残高>実際在高の場合
帳簿上の金額(帳簿残高)が実際にある金額(実際在高)よりも多い事が発覚
した際には、帳簿上の現金(資産)を減少させて、実際在高に合わせます。
また相手科目は現金過不足で処理をします。
例)現金の帳簿残高が1,000円のところ、実際在高は800円であった。
借方 貸方 .
○/○ (現金過不足) 200 | ○/○ (現金) 200
※実際在高の方が200円少ない(800-1000)ので、現金=資産を200円減少させます。
(2)帳簿残高<実際在高の場合
実際にある金額(実際在高)が帳簿上の金額(帳簿残高)よりも多いことが発
覚した際には、帳簿上の現金(資産)を増加させて、実際在高に合わせます。
また相手科目は現金過不足で処理をします。
例)現金の帳簿残高が1,000円のところ、実際在高は1,200円であった。
借方 貸方 .
○/○ (現金) 200 | ○/○ (現金過不足) 200
※実際在高の方が200円多い(1200-1000)ので、現金=資産を200円増加させます。
という事で、今回はここまででございます。
次回は「現金化不足の発生→帳簿上の処理を実行」を行った後に、その原因が判明した際の仕訳処理について学んでまいります。
ご一読を頂いた皆様、有り難うございました。
ご縁がございましたら、どうぞまたお越しくださいませ。