お勉強の回 ~税理士へのいばら道     第十九回:小口現金と仕訳(後編)~

3枚で990円とは流石!

こんばんは、santia5です。

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梅雨時期とはいえ晴れの日はもう夏日感ありなので助かりますね~。

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さて今回は、お勉強会の19回目【小口現金と仕訳】の後編でございます。

前編では小口現金とは何かとその用語の理解、続けて小口現金の入金時ならびに使用時

の仕訳について学びました。

santia5.hatenablog.com

 後編の今回は仕訳の学びの続編でございます。

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※前回の要点

 1.定額資金前渡法(インプレスト・システム)という方法で運用されている。

   一定額の資金を一定期間の初めに前払いし、一定期間終了後の支払報告に基づい

   て使用された金額だけを補給するという方法を取る。

 2.小口現金制度では、仕訳をするのは会計係(経理部・課)のみである。したがっ

   て、小口係(各部署の小口現金を管理する担当者)が小口現金より何かしらを支

   払った時点では「仕訳なし」となる。

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③小口現金の仕分け・・・の続き

 ③ー3:小口係から支払い報告があったとき

     会計係が小口係から一定期間の支払報告を受けた時は、支払額を小口現金=

     資産の減少(貸方記入)として処理し、同時に該当する各費用を計上(増加

     =借方記入)します。

     例)会計係は小口係から以下の支払報告(合計9,000円)を受けた。

       ①電車代1,000円,②切手代820円,③文房具代1,500円,④電気代5,680円

           借 方      |   貸 方     .

       ① (旅費交通費) 1000 | (小口現金) 9000

       ②  (通信費)    820 |

       ③   (消耗品費)  1,500 |

       ④ (水道光熱費) 5680 |

 ③ー4:小口現金を補給したとき

     小口係からの支払い報告に基づいて会計係が小口現金の補給を行った時は、

     小口現金(資産)の増加として処理=借方に記入します。

     例)会計係は小口係に小切手9,000円を振り出して、小口現金を補給した。

            借 方             貸 方     .

       ○/○ (小口現金) 9000 | ○/○ (当座預金) 9000

     ※小口現金の補給後は、最初に小口係へ渡した金額(前渡額)に戻ります。

 ③ー5:支払報告と補給が同時のとき

     小口係から支払報告を受け直ちに小口現金を補給した場合は、「③ー3・報

     告時の仕訳」と「③ー4・補給時の仕訳」をまとめて一つの仕訳で処理をし

     ます=小口現金の増減を省略します。

     例)会計係は小口係から以下の支払報告を受け、直ちに小切手を振り出して

       小口現金を補給した。

       ①電車代1,000円,②切手代820円,③文房具代1,500円,④電気代5,680円

           借 方      |   貸 方        .

       ① (旅費交通費) 1000 | (小口現金) 9000  

       ②  (通信費)    820 |

       ③   (消耗品費)  1,500 |

       ④ (水道光熱費) 5680 |

           (小口現金)  1,500    | (当座預金) 9000

 

 

ということで、今回はここまででございます。

次回からは「手形と電子記録債権」でございます。

♫できるかな♫できるかな♫

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がございましたら、どうぞまたお越しくださいませ。