お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第七十九回:決算手続(1ー1)
税理士資格取得に向けた、簿記3級のお勉強記録。
79回目の本日は【決算手続】の1回目。
決算の概要および、手続きの流れについて学んでまいります。
①決算とは
決算とは、会計期間における経営成績や財政状態を明らかにするための手続きのこと
をいいます。
②決算日とは
決算日とは、会計期間の最後の日で帳簿の締め日の事を言います。株式会社の場合、
会計期間に決まりはありませんが、4月1日~3月31日(決算日は3月31日)とすること
が多いです。
※個人商店(お店)の場合、会計期間は1月1日~12月31日の一年で、決算日は12月
31日となります。
③決算手続の一連の流れ
決算手続の流れは、以下の通りとなります。
*日常手続 : 取引の発生→(仕訳)→仕訳帳→(転記)→総勘定元帳
*決算手続 : 仕訳帳→(集計)→試算表→(決算整理)→精算表→貸借対照表
(B/S)・損益計算書(P/L)→総勘定元帳(帳簿の締切)
※試算表の作成については以前に学習済みのため、決算整理から学んでいきます。
④決算整理とは
決算整理とは、経営成績や財政状態を正しく表すために決算で行う修正手続のことを
いいます。簿記3級で学習する決算整理とは以下のものとなります。
(1)現金過不足の修正
(2)当座借越勘定への振り替え
(3)貯蔵品勘定への振り替え
(4)貸倒引当金の訂正
(5)有形固定資産の減価償却
(6)売上原価の算定
(7)消費税の納付額の計算
(8)費用・収益の前払・前受と未払・未収
(9)法人税等の計上
※ 具体的な内容は明日以降、順を追って学んでまいります。
ということで、本日はここまで。
次回は「精算表」について学んでまいります。
ご一読を頂きまして、有り難うございました。
ご縁がございましたら、どうぞまたお越しくださいませ。