お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第五十三回:帳簿(11)補助簿より受取手形記入帳
こんばんは、santia5です。
本日は税理士資格取得にむけた簿記3級のお勉強記録。
第53回目の本日は補助簿より「受取手形記入帳」でございます。
①受取手形記入帳とは
受取手形記入帳とは、受取手形に関する明細を記録する補助簿のことをいいます。
②受取手形記入帳の項目例
受取手形記入帳 .
|日付欄|手形|手形|摘要|振出人|振出日|満期日|支払|手形|| てん末 |
| |種類|番号| |裏書人|月/日|月/日|場所|金額||月日|摘要|
③受取手形記入帳の記入手順・ルール
(1)左より「日付欄」から「手形金額」までは、受取手形の増加に関する内容を記
入します。
(2)「てん末」の部分では、受取手形の減少に関する内容を記入する。手形代金を
回収した際は「入金」と、貸し倒れたなら「貸倒」と摘要欄に記入します。
※貸し倒れについては「決算手続」に関するところで学ぶ予定です。
(3)手形種類欄には受け取った手形の種類を記入します。例えば「約束手形」なら
「約手」と記入します。
(4)手形場合欄には手形番号を記入します。
(5)摘要欄には仕訳(受取手形)の相手科目を記入します。
(6)支払人欄には手形代金の支払人を記入します。
(7)振出人または裏書人欄には手形の振出人を記入します。
(8)振出日欄には手形の振出日を、満期日欄には手形の満期日(支払期日)を記入
します。
(9)支払場所欄には手形代金が支払われる金融機関名を記入します。
(10)手形代金欄には手形の金額を記入します。
④記入手順・ルールに基づく受取手形記入帳の記入例
受取手形記入帳 .
|日付欄|手形|手形|摘要|振出人|振出日|満期日|支払|手形|| てん末 |
| |種類|番号| |裏書人|月/日|月/日|場所|金額||月日|摘要|
|8/10|約手| 10 |売上| C社 |8/10|10/10|銀行|1000||○○|入金|
|8/20|約手| 20 |売上| E社 |8/20|10/20|銀行|5000|| | |
という事で、本日はここまででございます。
次回は補助簿より「支払手形記入帳」について学んでまいります。
ご一読をいただきまして、誠に有り難うございました。
ご縁がございましたら、どうぞまたお越し下さいませ。