お勉強の回 ～税理士へのいばら道～ 第七十七回：伝票の推定問題（３）
税理士資格取得にむけた、簿記3級のお勉強記録。
77回目の本日は【伝票の推定問題】の3回目でございます。
前々回記事の問題例より、仕入先元帳からの推定を行っていきます。
①仕入先元帳からの推定
※3月1日に作成された各伝票・各関連元帳に基づいて仕訳日計表を完成させます。
入金伝票 No.101 売掛金（Ａ社） 30000
No.102 受取手形 50000
出金伝票 No.201 買掛金（甲社）（ ）
No.202 支払手形 40000
振替伝票 No.301 仕入 20000
買掛金（甲社） 20000
No.302 仕入 （ ）
買掛金（乙社）（ ）
No.303 買掛金（甲社）（ ）
仕入 （ ）
No.304 売掛金（Ａ社）（ ）
売上 （ ）
No.305 売掛金（Ｂ社） 60000
売上 60000
No.306 売上 （ ）
売掛金（Ｂ社）（ ）
No.307 受取手形 （ ）
売掛金（Ａ社）（ ）
No.308 買掛金（乙社） 15000
支払手形 15000
仕入先元帳
甲 社 .
｜ 日付 ｜ 摘 要 ｜仕 丁｜ 借 方 ｜ 貸 方 ｜借／貸｜ 残 高 ｜
｜３月１日｜ 前月繰越 ｜ 〆 ｜ ｜ 50000 ｜ 貸 ｜ 50000 ｜
｜ 〃〃 ｜ 出金伝票 ｜省 略｜（ １ ）｜ ｜ 貸 ｜ 30000 ｜
｜ 〃〃 ｜ 振替伝票 ｜省 略｜ ｜ 20000 ｜ 貸 ｜（ ２ ）｜
｜ 〃〃 ｜ 〃〃 ｜省 略｜（ ３ ）｜ ｜ 貸 ｜ 49000 ｜
仕入先元帳
乙 社 .
｜ 日付 ｜ 摘 要 ｜仕 丁｜ 借 方 ｜ 貸 方 ｜借／貸｜ 残 高 ｜
｜３月１日｜ 前月繰越 ｜ 〆 ｜ ｜ 40000 ｜ 貸 ｜ 40000 ｜
｜ 〃〃 ｜ 振替伝票 ｜省 略｜ ｜ 10000 ｜ 貸 ｜（ ４ ）｜
｜ 〃〃 ｜ 〃〃 ｜省 略｜（ ５ ）｜ ｜ 貸 ｜（ ６ ）｜
甲社
（１）一段目残高50000から二段目残高30000を引き減少した20000を借方へ記入
→No.201へ転記
（２）二段目残高30000へ貸方20000を増加させ二段目残高に50000と記入
（３）二段目残高50000から三段目残高49000を引き減少した1000を借方へ記入
→No.303へ転記
乙社
（４）一段目残高40000から借方10000を増加させ二段目残高に50000と記入
（５）No.308より三段目借方に15000と記入
（６）二段目残高50000から三段目借方15000を引き三段目残高に35000と記入
ということで、本日はここまで。
次回は推定した得意先元帳・仕入先元帳より伝票の空欄を埋め、埋めた伝票より仕訳日
計表を作成します。
ご一読を頂きまして、有り難うございました。
