お勉強の回　～税理士へのいばら道～　第四十七回：帳簿（５）補助簿より「現金出納帳」

税理士資格取得にむけた簿記３級のお勉強記録。

本日はその47回目【現金出納帳】でございます。

第43～46回では主要簿という取引の全体を網羅する帳簿のお勉強をしてまいりまし

た。

今回からは必要に応じて作成する補助簿について細かく勉強をしてまいります。

　現金出納帳とは、入金と出金の明細を記録する補助簿のことをいいます。

　必要に応じて・・・なくなることはないでしょうかね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　現金出納帳　　　　　　　　　　　　　　　　1.

　日付欄　｜　　　摘　　　要　　　｜　　収入　　｜　　支出　　｜　　残高　　

　（１）日付欄には取引日付を記入する

　（２）摘要欄には取引の内容を簡単に記入する

　（３）収入欄には現金の増加額を記入する

　（４）支出欄には現金の減少額を記入する

　（５）残高欄には取引後の残高を記入する

　（６）月末になったら摘要欄に次月繰越と記入し、支出欄に月末の残高（直前の残高

　　　　欄の金額）を赤字で記入する

　（７）次月繰越を記入したら、収入欄と支出欄の金額を合計し、二十線を引いて締め

　　　　切る。

　（８）次月の記入に備えて、前月繰越の記入をします。摘要欄に前月繰越と記入し、

　　　　繰越金額を収入欄と残高欄に記入します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　現金出納帳　　　　　　　　　　　　　　　　1.

　日付欄　｜　　　摘　　要　　　｜　　収入　　｜　　支出　　｜　　残高　　

　４／１　｜　　　前月繰越　　　｜　 100000　｜　　　　　　｜　 100000

　　／４　｜　　Ｂ社より仕入　　｜　　　　　　｜　 30000　｜　 70000

　　／12 ｜Ａ社より売掛金回収｜　 12000　｜　　　　　　｜　 82000

　　／25 ｜　　消耗品購入　　｜　　　　　　｜　 2000　｜　 80000

　　／30 ｜　　　次月繰越　　　｜　　　　　　｜　 80000　｜

　　　　　｜　　　　　　　　　　｜　 112000　｜　 112000　｜　　　　　　　　.

　５／１　｜　　　前月繰越　　　｜　 80000　｜　　　　　　｜　 80000

ということで、本日はここまででございます。

次回は補助簿より「当座預金出納帳」について学んでまいります。

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がございましたら、どうぞまたお越し下さいませ。