お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第五十七回:帳簿(15)補助簿より商品有高帳.1

こんばんは、santia5です。

 

本日は税理士資格取得にむけた簿記3級のお勉強記録。

今回は商品有高帳の1回目、概要や方法の種類について学んでまいります。

 

①商品有高帳とは

 商品有高帳とは、商品の種類ごとに商品の受け入れや払い出しの都度、数量・単価・

 金額を記録して、在庫を明らかにするための補助簿です。

②商品有高帳の項目例・記入手順とルール

 1.項目例            商品有高帳

                  りんご                  .

 日付欄 | 摘 要 |  受  入  |  払  出  |  残  高  

     |     |数量|単価|金額|数量|単価|金額|数量|単価|金額

 2.記入手順

  1.商品有高帳は商品の種類ごとに記入します。

  2.摘要欄には取引の内容を簡単に記入します。

  3.受入欄には受け入れた(仕入れた)商品の数量・単価・金額を記入します。

  4.払出欄には払い出した(売り上げた)商品の数量・単価・金額を原価で記入し

    ます。

  5.残高欄には取引後の数量・単価・金額を記入します。

③商品の払出単価の計算

 前項4.に「払出欄には払い出した商品の金額を原価で記入する」とありますが、同じ

 商品でも仕入先や仕入れ時期の違いによって仕入れ単価が異なるため、払い出すとき

 にどのように単価をつけるのかが問題となります。

 この商品の払出単価の計算方法には、「先入先出法」「移動平均法」があります。

 ③ー1:先入先出法

     先入先出法とは、先に受け入れた商品から先に払い出されたと仮定して商品

     の払出単価を計算する方法です。

 ③-2:移動平均

     移動平均法とは、商品の受け入れの都度で平均単価を計算して、その平均単

     価を払出単価とする方法です。平均単価を求める計算式を示すと次のとおり

     となります。     受入直前の残高欄の金額+受入金額

           平均単価=受入直前の残高欄の数量+受入数量

 

 

ということで、本日はここまででございます。

次回は、先入先出法による商品有高帳の作成について学んでまいります。

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がございましたら、どうぞまたお越し下さいませ。