お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第111回:決算整理(11-13)

税理士資格取得にむけた、簿記3級のお勉強記録。

 

111回目の本日は【決算整理】の31回目。

今回は「費用の前受」について振り返ります。

 

①費用の前受

 ①ー1:当期の決算時の処理

 当期に受け取った収益に次期分が含まれている場合には、これを当期の収益から差し

 引きます。これが収益の前受であり、収益を減少させるため借方に記入します。

 また次期分の収益を当期に前受けしているため、次期にその分だけサービスを提供す

 る義務が生じます。この義務は前受収益(負債)として処理をします。

 なお、前受けしている収益の内容を明らかにするため、前受地代・前受利息等で処理

 をすることもあります。

 例)決算において、受取地代12,000円のうち次期分を前受け処理する。なお、ちだい

   は当期の12月1日に向こう1年分を受け取ったものである。また決算日は3月31日

   である。

   (1)当期分の費用を算出する

      12,000円×8ヶ月/12ヶ月=8,000円

   (2)仕訳をする

      仕訳 : (受取地代) 8000 (前受地代) 8000

   (3)精算表に記入する

                  精算表                  .

 勘 定 | 試 算 表 | 修正 記入 | 損益計算書 | 貸借対照表 | .

 科 目 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | .

受取 地代|   | 12000|→8000|ーーー|ーーー|→4000|   |   | .

前受 地代|   |   |   |   8000|ーーー|ーーー|ーーー|→8000| .

 ①ー2:次期の期首の処理

 当期に前受計上した収益は、次期の期首(翌期首)に再振替仕訳を行い元の勘定に振

 り戻します。

 例)期首につき、前期決算で前受処理した受取地代8,000円を再振替仕訳を行う。

   (1)仕訳をする

      仕訳 : (前受地代) 8000 (受取地第) 8000

 

 

という事で、夜勤明けにつき眠気が辛いので本日はここまで。

あ、お皿洗いしなきゃ。

次回は「費用の未払」について振り返ります。

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がございましたら、どうぞまたお越し下さいませ。