お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第三十三回:その他の取引と仕訳(8)仮受金

こんばんは、santia5です。

 

今日はお勉強回の33回目【仮受金】でございます。

対となる勘定科目【仮払金】の内容をおさらいし、学んでいきたいと思います。

①仮払金のおさらい

 1.仮払金とは、詳細未定だがまとまった支出が必要な場合に、概算額を前渡する際

   に使用する勘定科目(資産)である。

 2.概算額を支払ったときは「仮払金(資産)の増加=借方で処理」し、

   内容や金額が判明したときは「仮払金(資産)を減少=貸方で処理」させ「該当

   する勘定科目に振り替え=借方で再処理」する。

②仮受金とは・・・

 当座預金口座に入金があったものの、その内容が不明な場合がある。

 内容不明の入金があったときはとりあえず入金の処理をするとともに、一時的に仮受

 金(負債)で処理をしておきます。

③仮受金の仕訳処理

 ③-1:内容不明の入金があったとき

     現金などを受け取ったもののその内容や金額が未確定なときは、一時的に仮

     受金(負債)の増加=貸方で処理をしておきます。

     例)出張中の従業員Aから当座預金口座に10万円の入金があったが、その内

       容は不明である。

              借 方               貸 方      .

       〇/〇 (当座預金) 100000 | 〇/〇 (仮受金) 100000

 ③-2:仮受金の内容や金額が判明したとき

     仮受金の内容や金額が確定した場合には、仮受金(負債)を減少=借方で処

     理させ、該当する勘定科目に振り替えます。

     例)従業員Aが出張から戻り、仮受金10万円は得意先から売掛金を回収した

       金額であることが判明した。

            借 方             貸 方      .

       〇/〇 (仮受金) 100000 | 〇/〇 (売掛金) 100000

 

 

ということで、本日はここまででございます。

次回は「立替金」について学んでまいります。

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。ご縁がございましたら、どうぞまたお越しくださいませ。