お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第二十五回:有形固定資産の取得と仕訳

一日中雨かと思っていたら、午後は思いのほか晴れましたね。

こんばんは、来週はもう梅雨明けだと確信しているsantia5です。

息子氏の運動不足をどう解消するかが重要課題になります、妻の負担が増えるので。

 

 

さて今回はお勉強回の25回目【有形固定資産の取得と仕訳】でございます。

有形固定資産ってなに?というところから学んでいきましょう。

なお有形固定資産の売却時の仕訳については決算に関連するところで(だいーぶ先)で

学ぶ予定です。

 

①有形固定資産とは

 企業が活動をするために長期に渡って使用する「具体的な形ある資産」のことです。

 何のこっちゃですが、具体的には以下のようなものが挙げられます。

 ・建物:店舗、事務所、倉庫など

 ・備品:机、イス、陳列棚、パソコンなど

 ・土地:店舗や事務所や倉庫などの敷地など

 ・車両運搬具:配送用トラック、営業用車両など

②有形固定資産を購入した時の仕訳

 有形固定資産を購入したときは、建物(資産)や備品(資産)などの該当する勘定科

 目で、資産の増加にあたるため借方で処理をします。

 この時の計上価額は有形固定資産を購入する為に支払った金額=取得原価で、取得原

 価は有形固定資産の価額=購入代価に、(不動産購入の場合は)不動産会社に支払っ

 た仲介手数料や登記料や(備品購入の場合は)備品の設置費用などの付随費用を加算

 した金額となります。

 ※有形固定資産の計上価額=取得原価(購入代価+付随費用)

 例)倉庫用建物5,000,000円を購入し、代金は小切手を振り出して支払った。

   なお、不動産会社への仲介手数料500,000円は現金で支払った。

         借方                貸方       .

   ○/○ (建物) 5000000 | ○/○ (当座預金) 5000000

                  | ○/○  (現金)    500000

★付随費用について(復習)

 モノを買ったときにかかる付随費用は、○○原価に含めます。

 ①商品を仕入れたときの付随費用⇒仕入原価

  例)商品10,000円を掛けで購入し+引取運賃1,000円を現金で支払った。

        借 方            貸 方     .

    ○/○ (仕入) 11000 | ○/○ (買掛金) 10000

                  | ○/○  (現金)  1000

 ②有形固定資産を購入したときの付随費用⇒取得原価

  例)備品10,000円を購入し、代金は設置費用500円とともに現金で支払った。

         借 方            貸 方     .

    ○/○ (備品) 10500 | ○/○ (現金) 10500

 

 

という事で、今回はここまででございます。

次回からは、その他の様々な取引に関する仕訳を学んで行きたいと思います。

 

ご一読をいただきまして、有り難うございました。

ご縁がございましたら、どうぞまたお越しくださいませ。