お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第四十回:その他の取引と仕訳(15)消費税
こんばんは、santia5です。
税理士資格取得のための簿記3級のお勉強記録、
本日はその40回目【消費税】でございます。
①消費税とは・・・
消費税とは、商品を販売したりサービスを提供したりした際に課される税金です。
会社は商品を仕入れたときに消費税を支払い、商品を売り上げた時に消費税を受け取
ります。そして最終的に、受け取った消費税から支払った消費税を差し引いた金額を
税務署に納付することになります。
例)A社はB社から商品B10,000円を仕入れ、消費税1,000円を含めた11,000円をB社
へ支払う。
⇒その後A社はC社に商品A30,000円を売り上げ、消費税3,000円を含めた33,000
円を受け取る。
⇒受け取った消費税3,000円から支払った消費税1,000円を差し引いた2,000円を
税務署に納付する。
②消費税の仕訳処理(税抜方式)
商品を仕入れたときに仕入れ代金とともに支払った消費税は、仮払消費税(資産)で
処理をします。また商品を売り上げたときに売上代金とともに受け取った消費税は借
受消費税(負債)で処理をします。
最終的に受け取った消費税と支払った消費税の差額を納付するため、支払った時には
「仮払」、受け取った時には「借受」で処理をしておき、決算において相殺します。
②ー1:商品を仕入れたとき
商品を仕入れたときは、支払った消費税額を仮払消費税(資産)の増加=借
り方で処理をします。
例)商品11,000円(税込価額)を仕入れ、代金は現金で支払った。
なお、消費税率は10%である。
借 方 貸 方 .
○/○ (仕入) 10000 | ○/○ (現金) 11000
○/○ (仮払消費税) 1000 |
②ー2:商品を売り上げたとき
商品を売り上げたときは、受け取った消費税額を借受消費税(負債)の増加
=借り方で処理をします。
例)商品33,000円(税込価額)を売り上げ、代金は現金で受け取った。
なお、消費税率は10%である。
借 方 貸 方 .
○/○ (現金) 33000 | ○/○ (売上) 30000
| ○/○ (借受消費税) 3000
ということで、本日はここまででございます。
次回は「株式発行の仕訳」を学んでまいります。
ご一読を頂きまして、有り難うございました。
ご縁がございましたら、どうぞまたお越し下さいませ。