お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第四十二回:その他の取引と仕訳(17)訂正仕訳

こんばんは、santia5です。

 

税理士資格取得のための簿記3級のお勉強記録、

本日はその42回目【訂正仕訳】でございます。

 

①訂正仕訳とは

 訂正仕訳とは、以前に行った仕訳に誤りが判明された際に行う、誤った仕訳の逆仕訳

 と正しい仕訳を合算した仕訳です。

 手順としてはまず誤った仕訳を取り消し、その上で正しい仕訳をするという流れにな

 ります。

②訂正仕訳の処理

 例)商品1,000円を仕入れ、代金のうち2,000円を現金で支払い残額を掛けとしたが、

   誤って8,000円を現金で支払い残額を掛けとして仕訳をしていたことが判明したた

   め、訂正仕訳を行う。

   (1)まずは誤った仕訳を訂正⇒逆の仕訳を行います

             借方         貸方     .

      逆仕訳   (現金)    8000 | (仕入) 10000

          (買掛金)  2000 |

   (2)次に正しい仕訳を行います

             借方         貸方     .

      正仕訳   (仕入) 10000 |  (現金)   2000

                    |   (買掛金) 8000

   (3)各勘定科目を相殺し差額を算出します(1と2を合わせます)

             借方         貸方       .

      逆仕訳   仕入) 10000  |  仕入) 10000 

            (現金)   8000  |  (現金)   2000 

            (現金)   6000  |

          (買掛金) 2000  | (買掛金) 8000 

                     | (買掛金) 6000 

    (4)相殺された結果が、訂正仕訳となります

            借方         貸方      .

      訂正仕訳 (現金) 6000   | (買掛金) 6000

 

 

ということで、本日はここまででございます。

次回からは様々な帳簿の種類とその記入方法等を学んでまいります。

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がございましたら、どうぞまたお越しくださいませ。