お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第九十四回:決算整理(8)
税理士資格取得にむけた、簿記3級のお勉強記録。
94回目の本日は【決算整理】の13回目。
今回は消費税納付額の計算について学んでまいります。
①消費税納付額の計算について
商品を仕入れたときに支払った消費税は、仮払消費税(資産)で処理しています。ま
た商品を売り上げたときに受け取った消費税は、借受消費税(負債)で処理していま
す。この仮払消費税(資産)と借受消費税(負債)は決算において相殺し、仮払消費
税(資産)よりも借受消費税(負債)の方が大きかったときは差額を納付します。
納付する消費税は、未払消費税(負債)で処理をします。
※借受消費税(負債)-仮払消費税(資産)=未払消費税(負債)⇔納付額
②消費税納付額の計算例
例)決算において、消費税の納付額を計算します。仮払消費税は1,000円、借受消費税
は3,000円とします。
※3,000円(借受消費税)-1,000円(仮払消費税)=2,000円(納付額)
(1)仕訳をする
仕訳 : (借受消費税) 3000 (仮払消費税) 1000
(未払消費税) 2000
(2)精算表に記入する
精算表 .
勘 定 | 試 算 表 | 修正 記入 | 損益計算書 | 貸借対照表 | .
科 目 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | .
仮払消費税| 1000|ーーー|ーーー|→1000| | | | | .
借受消費税| | 3000|→3000| | | | | | .
借受消費税| | | | 2000|ーーー|ーーー|ーーー|→2000| .
ということで、本日はここまで。
次回からは数回に分けて「費用・収益の前払・前受と未払・未収」に学びます。
ご一読を頂きまして、有り難うございました。
ご縁がありましたら、どうぞまたお越しくださいませ。