お勉強の回 ~税理士へのいばら道~ 第109回:決算整理(11-11)

税理士資格取得に向けた、簿記3級のお勉強記録。

 

109回目の本日は【決算整理】の29回目。

今回は「消費税の納付額の計算方法」について振り返ります。

 

①消費税の納付額の計算

 商品を仕入れたときに支払った消費税は、仮払消費税(資産)で処理をしています。

 また商品を売り上げたときに受け取った消費税は、借受消費税(負債)で処理をして

 います。

 この仮払消費税(資産)と借受消費税(負債)は決算において相殺します。

 なお、仮払消費税よりも借受消費税の方が多かった時には差額を納付することになり

 ます。この納付する消費税額は、未払消費税(負債)で処理をします。

 例)決算において、消費税の納付額を計算する。仮払消費税は1,000円、借受消費税は

   3,000円である。

   (1)仕訳をする

      仕訳 : (借受消費税) 3000 (仮払消費税) 1000

                       (未払消費税) 2000

   (2)精算表に記入する

                  精算表                  .

 勘 定 | 試 算 表 | 修正 記入 | 損益計算書 | 貸借対照表 | .

 科 目 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | 借方|貸方 | .

仮払消費税|   1000|ーーー|ーーー|→1000|   |   |   |   | .

借受消費税|   |   3000|→3000|   |   |   |   |   | .

借受消費税|   |   |   |   2000|ーーー|ーーー|ーーー|→2000| .

 

 

ということで、本日はここまで。

次回からは数回に分けて、「費用・収益の前払・前受と未払・未収」について振り返り

ます。

 

ご一読を頂きまして、有り難うございました。

ご縁がございましたら、どうぞまたお越し下さいませ。